デザイナー・海外竜也さんの新刊『デザイナーのスペシャリテ 1枚で決まる、大人服』より、襟付きカシュクールワンピースを作りました。
難しかったところは?着用感はどうだった?など、気になるところを早速レビューしていきます!
製作レビュー
使用した型紙は、「衿のついたカシュクールワンピース」(海外竜也さんの『デザイナーのスペシャリテ 1枚で決まる、大人服」』より)
使用したのは、表紙にもなっている「E. 衿のついたカシュクールワンピース」です。
実は、ずーっとカシュクールの型紙を探していたんです。
(作者は自分でパターンが引けませんから!泣)
ウエストがすっきりしていて、両ウエストをリボンで止めるタイプのカシュクールってなかなかない。
海外さんの新刊の表紙をみたとたん、絶対作ろう!と誓ったパターンです。
製作日数
1日2時間位で型紙作成から、1週間程度で完成しました。
型紙を写し取る部分も、前後見頃と袖、衿だけの4つだけ。
特に難しいというところも少なく、手順書通りに作ればさくさくっと作れました。
使用した生地は、check&stripeのコットンドット
check&stripeのコットンドット1100円/mです。
結構張りがあって、さらっとした手触り。
シャツやブラウス、ワンピースなどに良いと書いてありました。
後述しますが、ギャザーのきいたワンピースには張りがありすぎて向いてなかったかも。
ボワンっとゴワゴワした印象に・・・。
と思いましたが、実際に外で着て見るとそんなに気になりませんでした。
でも、こちらの生地なら、フレアスカートとかが合うかもしれませんね。
用尺
Lサイズだと4.3mに対し、つめっつめで4mで作りました。
3cmのバイアステープと襟の裏側はコットンの布で代用しています。
着画・感想はこちら
着てみての第一印象、「着心地がとてもいい!」
肩周りをぐるぐる回しても、どんな体勢になっても辛くない。
再度のリボンでしっかり縛るので、カシュクールがずれてポロリするかもみたいなドキドキすることもなく安心して着れます。
首元は結構空いてるのに、着崩れにくいのがポイント高いです。
胸元は結構空いているのに、しゃがんでも不思議なことに胸元が見えにくくなってます
海外さんマジックですね。
袖山はギャザーを寄せて、ふんわりした立体感のある肩になっています。
襟は接着芯を入れるように指示がありませんでしたので、入れませんでした。
襟がついているのに、てろん、としたゆるさがいい女風。
パリっとさせたければ貼ってもいいかも。
後ろ、たくましい背中ですが、笑。
ウエストリボンでキュッと結ぶ感じでキリッとしてます。
身長166cmで、Lサイズ・補正なしで作りました。
丈はふくらはぎが全て隠れるくらいで、長めに感じました。
袖は「ロールアップスリーブ」というのかな?(間違ってたらご指摘ください)
クラシカルな感じが際立ってすっごい可愛い。
カシュクールワンピースといえば、マタニティや授乳期用として着る方が多いかもしれません。
もしマタニティウェアにするなら、お腹が大きくなるときのためにちょっとウエストラインをあげて作るのがいいかもしれませんね。
初心者の作者が思う、きれいにつくるコツ
これは洋裁歴2年そこそこの私が思う、きれいにつくるコツですが、手順書のStep2の④衿をつくってつける部分で、衿と見頃、バイアステープを縫うときに一気に縫わないことかなと思います。
まずしつけ糸で衿と見頃をつけ、その後バイアステープもしつけ糸で仮止めする。まち針で3枚とめただけでミシンで縫ってしまうと厚みもあるし相当熟練した方じゃないとズレまくります。
衿ぐりって他のひとからも目がいく大事な部分だと思うので、他の部分より手間を惜しまず縫いたいですね。
ドラマティックな秋カシュクールワンピースのまとめ
初心者さんにおすすめ度…★★★★
難しいところも少なく、初心者でもスムーズに作れる一着でした。
リバティや薄手のローンで半袖、ノースリーブで量産したいな。
スニーカーよりも、ヒール高めのパンプスが似合う、ドラマチックな秋ワンピースが出来上がりました!