こんにちは!洋裁本レビューブログ・Dressmaking Daysのさいかわようこです。
毎年夏前には夫用にメンズシャツを作っているんですが、今年は自分用にもマニッシュなシャツが欲しいなぁ〜と思い、バンドカラーシャツを作ることにしました。
当初は剣ボロ&カフスをつけてキリッと男前なバンドカラーシャツを目指していたんですが、途中で某ブランドさんの服の真似っこがしたくなり、最終的に甘々なシャツが完成しました。
作り始めた当初のイメージとは真逆のシャツが出来てしまいましたが、結構気に入っているのでご紹介していきたいと思います。
使用した生地は、Mittelさんの、100番手双糸ブロードクロス
Mittelさんの100番手双糸ブロードクロスを2.5m使用しました。
写真&商品説明を見る限りでは、オーソドックスなシャツを作るのに良さそうな生地でしたが、まさしくその通りでした。
ほどよい光沢感とさらっと感と厚みで、作りたいものにぴったりあいそう!
そうそう。
ロングスリーブシャツ、前回のパフスリーブシャツワンピースと立て続けにMittelさんの生地となってしまいました。
Mittelさんのオンラインショップは、商品説明がすごく丁寧で、購入前の生地のイメージと届いた実物がぴったりあっていて、ミスマッチがなくて、悩むことなくすぐに作り始めることができました。
「あちゃー、想像と全く違う生地がきたーー」とか、「これワンピースにするつもりだったのに、できるかなぁー」みたいな通販あるあるが一切なかったです。
4種類生地を買ったのですが、3種類はサクサク縫い上がったので、残りはあと1種類です。
秋用ジャケットにするつもりでウールが控えているので、そちらも縫うのがすごく楽しみです。
使用した型紙は、ミセスのスタイルブック 2021年 春号
ミセスのスタイルブック2021年春号の「宮崎国博先生の合理的な縫い方で作るシャツ」のパターンを使用しました。
実物大型紙ではなく、自分の体型に合わせてつくった文化式婦人原型から製図しました。
すごくベーシックなシャツで、前立てあき、台衿つきシャツカラー、剣ボロのカフス付きシャツで、後ろは、ヨーク切り替えになっていて、タックが入っています。
衿をバンドカラーに変更し、着丈を3cmくらい伸ばしました。また、カフスを1.5cm長めにし、前立てを普通のあきに変更しました。
完成しました〜!
はい、完成しました〜〜!
当初「マニッシュ」で「男前」にするつもりだった、バンドカラーシャツはこんな感じになりました!
甘々すぎるシャツになりました!
でも、可愛い〜〜!
すごく気に入ってます!
横はこんな感じです。
後ろは、THE・シャツという印象です。
前面のフリルは、Deboncoer (ドゥボンクール)というブランドのシャツをまんま真似っこしちゃいました。
フリルは、バイアス裁ちにした生地に荒ミシンをかけ、ギャザーを作り、それを5本縫い止めました。
最初、巻きロックで処理したんだけど、巻きロックだとベルサイユの薔薇ばりにエレガントになっちゃって、軽やかさがなかったので、裁ちっぱなしにしました。
シャツ本体部分は、「宮崎国博先生の合理的な縫い方で作るシャツ」の手順通りに縫いました。
ロックミシンを使用しないで、最初から最後まで直線縫いだけで縫い、端は折り伏せ縫いで処理しました。
「ここでは表面から平たくするように押さえながらアイロンをかける」とか、「ここでは裏面からミシンをかける」とか、普通の洋裁本では説明がないような、細かいところまで解説してくれます。
このおかげで、いつも縫うシャツよりもワンランク上の仕上がりでできた!と自信を持って言えるようなシャツができました。
原型から製図する必要もあるので、本格的にシャツを作りたい方にはおすすめだと思いました。
剣ボロカフスもほとんど初挑戦ですが、結構きれいにできました!
着画はこんな感じです。
さて、完成した甘々シャツを着てみました〜!
こんな感じになりました。